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桜梅桃李H30/12【子どもと獅子】2018.12.12

コラム

イソップ物語に、「子どもと獅子」というお話があります。

ある所に、年老いた父親と、勇敢で猟が大好きな一人息子がいました。
ある日父は、息子が獅子に殺される夢を見てしまいます。
父はその夢が正夢となることを恐れ、立派な住まいをつくり、息子をそこに閉じ込めました。
息子の心を慰めるために、部屋の壁には、さまざまな動物の絵を描いておきました。
しかし自由を奪われた息子は、それらの絵を見れば見るほど、よけいに苦しみを感じます。
そしてある時、描かれた獅子の前に立ち、こう叫びます。
「こんな牢獄に閉じ込められてしまったのは、お前と父の夢のせいだ、どうしてくれよう!」息子は、壁に描かれた獅子に手を打ちつけました。
ところがその時、トゲが彼の爪に突き刺さります。
それがもとで高熱を出し、息子は命を落としてしまいました。

わが子を心配して守ろうとするあまり、息子の死を自らまねいてしまった父親。
これは一つの寓話ですが、今の世の中にもあてはまる警告だと思います。
「子どものため」と思ってしたことが、かえって健全な成長を邪魔してしまう。
親にとって、これほどの悲劇はありません。

子どもは、大きくなるにつれて、様々な困難にぶつかります。
しかし、そうした困難を、親が先回りして、すべて防ぐわけにはいきません。

親が守り過ぎると、子どもの「生きる力」が弱められてしまいます。
近年、精神的に「ひ弱」な子どもが増えていると指摘する識者がいますが、原因はこうゆうところにあるのかもしれません。

子どもは、いつか、一人立ちしていかなくてはならないのです。
「子どもを『幸福にする』ことと『甘やかす』ことを混同してはいけない」これは、ルソーの言葉です。
「子どもを幸福にする」ために大切なのは、どんな試練に出合っても、それに負けない「強さ」と「勇気」を育んでいくことではないでしょうか。

21世紀は、大きな変化の時代となるでしょう。
これからの世代は、私たちが、これまで出合ったことのない挑戦を受けるかもしれません。
だからこそ、子どもたちに「強い心」と「生きる力」を身につけて欲しいのです。