桜梅桃李H29/11【「分かりあう」道】

2017.11.15

「教師の心・親の心・子どもの心」というアンケートをある教師達が行ったところ、「子どもの気持ちをつかめないと感じたことがある」教師が80%以上になることが明らかになりました。

教師は、成績優秀な方々ですが、授業についていけない生徒の気持ちが、なかなか分からないように感じます。
また、大学卒業後、すぐに教員になった場合、人生経験の少なさから、厳しい現実についていけない人も多いようです。

子どもとのかかわりで大事なのは、「子どもを、子どもと思わない」ことです。
子どもの中には、立派な一個の人格が有ります。
「大人」がいるのです。
それでいて、子どもなのです。

先ほどのアンケートで「子どもの気持ちが分かる」と答えた親は90%でしたが、「親は気持ちを分かってくれる」と思っている子どもは75%です。
親は子どものことを「分かっているつもり」で、「分かっていない」場合があるのかもしれません。

親と子どもが「何もかも、分かりあっている」などということはありえません。
親と子どもは生きてきた時代が違います。また、子どもは日々、成長し、変化している存在です。
よく「あの子は、こんな子じゃなかったのに」と嘆くお母さんがいますが、それはその間の子どもの変化を見過ごしていたのです。

「教師と子ども」「親と子ども」が、「お互いの違い」を出発点にしてこそ、「分かりあう」道が開けるのではないでしょうか。