桜梅桃李H27/8 【何があっても挑戦しぬく人が「勝利者」】

2015.09.08

以前、「理容師になるから高校を中退する」と、ある進学校の生徒が言い出したことがありました。
ご両親はショックを受け、「学歴が無くては、この先、苦労するのでは」との思いもあり、信頼できる人に相談しました。

その方は本人とよく話し合い、「立派な決意です。本人なりに、よく考えた上での結論だったと思います。
本人の希望通りにさせてあげたらどうでしょうか」とアドバイスしました。
それでご両親も認めてあげました。

高校を中退した彼は、専門学校に進み、当時30数店舗あるチェーン店をもつ理容店に就職しました。
着実に技術を磨き、高校時代の級友たちが次々とカットモデルとして協力してくれ、全社で行われたコンクールの「スタイリストの部門」で、見事に優勝することが出来たそうです。

実力が認められ、23歳の頃には、社内最年少の店長として、新規の店を任され、全店舗の中で唯一、20ヵ月連続で売り上げを伸ばすなど、大きな信頼を得て将来を嘱望されています。

何があっても、自分自身のゴールを見失わずに挑戦しぬく人、決してあきらめず徹しぬく人が、人間としての「勝利者」です。

世間でいう、「いい学校」「いい就職」という、“成功のレール”を歩むことだけが人生ではありません。
仮に、そのレール通りの人生を歩んでも、幸福になるかどうかは、全く別問題です。
有名大学を出ても汚職に走り、人生を台無しにしてしまう人も少なくありません。

子どもは、自分自身で伸びる“芽”を持っています。
だからこそ、お子さんが進むべき道をみつけたら、しっかり話し合った上で、全力で応援していくべきです。

親がたじろいだり、戸惑ってはいけません。
親が世間体を気にして、子どもを理解しなかったら、だれが理解してあげられるのでしょうか。
何があろうと、他人がどう言おうと、自分だけは、子どもの「絶対の見方」となり、「最大の支え」となってあげてください。