桜梅桃李H27/7 「学校の成績だけがすべてではない」

2015.08.17

「人のためになる人生を、そのための勉強だ」と子どもに言いながらも、ついつい、いい大学に入り、いい就職をしてと、親の願望を押しつけてしまいがちになることもあります。

いい大学に入ることが価値の基準になれば、学力偏差値に敏感になりすぎ、ともすれば、当の子ども自身より、親の方が周りと比べて焦ったり、悩んでしまう場合が見受けられます。
しかし、「頭脳」を鍛えることがすべてではありません。
「体」を鍛えることも大事だし、何よりも第一に、「心」を鍛えることを忘れてはならないのです。

子どもには何でもしてあげたい、それもできるだけ早いうちにと思うのも親心ですが、そればかりに気をとられてはいけません。
もちろん勉強は、生きていく上での重要な基礎となるものですので、決しておろそかには出来ません。

特にこれからの時代は「英知」とともに「人格」を磨き抜いた、本格派の人材が求められます。
ただ成績の善し悪しだけで、子どもの未来を判断することは誤りです。
それで人間の幸不幸が決まるわけではないのです。
成績は良くても、やがて自分本位になり民衆を足蹴にするような人物は、これからのリーダーたりえません。

お子さんの進路の問題は、多くのお父さんお母さん方が悩まれている問題です。
子どもに最も合った、その子らしい人生を歩ませるには、親としてどうすればよいのでしょうか。

大切なのは、親自身に、「社会のために何かしよう」「人のために何かしよう」という確固たる信念が、あるかどうだと思います。
そのために行動しているかどうか、です。そのうえで、お子さんが自分の手で人生を切り開き、その道で最高に輝いていけるように、最大に励ましながら支えてあげることです。