桜梅桃李H27/6 「正しい人生の軌道を示すのが親の役割」

2015.08.17

子どもを立派に育てているお母さんに共通するのは、「子どもを社会に役立つ人間に育てよう」という心の深さです。
「過保護」「放任」どちらの親もよくありませんが、もとをただせば、親のエゴです。

子どもを「自分の所有物」のように考えるところから、両極端が生まれるのです。
子どもを社会の人材に、との強い思いがあれば、このようなエゴに陥ることはありません。
また、子どもがどのようになろうとも、決して諦めたりすることはできません。

子どもは、親の所有物でも、付属物でもありません。
「親のエゴ」でなく、「子どもの未来」を子育ての基準にしていくべきです。

子育ては、長い目で見なければ分かりません。
「子どもの今」を満足させるだけでなく、「子どもの未来」をしっかり見すえていく必要があります。
そうすれば、「叱るべき時」も、おのずと分かるのではないでしょうか。
子どもは、自分を映す鏡です。
子育ては、自分も子どもとともに成長してゆく崇高な作業なのです。

人間の幸福と社会の未来は、「政治」や「経済」だけで決まるものではありません。
眼目は、「教育」です。「子育て」は、その礎です。

今の子どもたちをめぐる痛ましい事件を思うにつけ、子どもの頃、特に十代の頃に、どのような環境で育つかが重要だと思います。

世間がいくら悪くなったとしても、世間は世間です。
親が、それに紛動されてはいけません。
世間に流されてしまえば、自分らしさが無くなってしまいます。
時代が乱れ、社会が騒然としている時、つまり時代の行き詰まりは大きな転換期です。

子どもを守るのは、最終的には、親です。
過保護になってはいけませんが、大きく包みながら、お子さんが正しい人生の軌道を歩めるように、しっかりと道を示してあげるのが、親の最大の役割だと思います。