桜梅桃李H30/5【逆境に負けない】

2018.05.25

高校進学した生徒たちも、だんだん学校に慣れてきた頃だと思います。
せっかく頑張って入った高校を毎年5万人以上もの生徒が中退しているという現実があります。

ピークは平成2年で、実に12万人以上の生徒が中退していきました。

中退の理由は、ここ数年は「学校生活に馴染まない、学業不振」がトップになっています。

以前は「進路の変更」がトップで、最近でも上位にランクされています。
これは、本人の希望通りでなかったり、目的がはっきりしていなかったからではないでしょうか。
とりあえず進学すればよいという「進学至上主義」の弊害も大きいでしょう。

今や学校生活は「楽しい」どころか、「苦痛」になっている場合もあるようです。

高校中退が、良いとか悪いとかは、個々のケースがあり、一概に論じられるものではありませんが、「何のために」学校へ行くかという価値観が崩壊しているのも、大きな要因だと思われます。

ある意味では、戦後日本の発展を支えてきた教育制度そのものが、制度疲労をきたしているとも言えます。

一方、進路を変えたからといって、辛いことがなくなったり、平坦な道のりが約束されるわけではありません。
安易に妥協し、現実から逃げれば、その時は楽になるかもわかりませんが、後から苦しむことも多くあります。

肝心なのは、困難に打ち勝ち、逆に環境の方を変えていける人間を育てることではないでしょうか。
どんな分野に進むにしても、「鍛え」がなければ一流にはなれません。

逆境に負けない、真の「強い自己」を築く鍵は「貫く」こと、「徹する」ことです。