桜梅桃李H29/6【「子どもを信じ抜く力」が大切】

2017.06.06

「子どもの病気」は、親にとって最も辛いものです。
しかも、それが命にかかわるような病気だった場合の苦しみは、計り知れません。
子どもの苦しみは、そのまま親の苦しみです。
親にとっては、自分が病気になる以上に、辛いことかもしれません。

しかし、一番苦しんでいるのは、病気を患った本人です。
どんな幼い命でも、「生きよう。生きよう」と瞬時も休まず闘っています。

絶望に沈むこともあるでしょう。
無理もないことです。しかし、負けてはいけません。
何人ものお子さんを抱えている場合、家族が重い病気を患ったために、どうしても、他の子どもに手をかけられずに悩んでいる方もいます。
大丈夫です。
一時的に影響が出ることもありますが、長い目で見れば、そのお陰で、より強い子どもに育つこともあります。

精神的、肉体的に辛いことがあるでしょうが、そうして築かれた親子の絆は、より強くなっていくと思います。
逆に、何の困難も苦労もない家庭より、家族が団結し、心が一つになる場合の方が多いのではないでしょうか。

子どもの病気は本当に辛いことですが、突然、非行に走るのも、親にとっては天地がひっくり返るようなショックを受けるようです。

よく「問題児」と言いますが、実はその子自身が「今、何が問題か」「何を変えなければいけないのか」を、周りに教えてくれていることが多いですね。

親や大人たちは、ともすれば騒ぎにならないように、問題が鎮まるようにと「解決」ばかり焦ってしまいます。
でも、表面的な解決は、本質的な問題を先送りするだけです。
却って、問題をややこしくしてしまうこともあります。

その時、「自分は、本当に『子どもの幸福』を考えているのか?」と、自問することが必要だと思います。

「子どもの幸福」を第一に考え、周りの大人や親自身が成長する。
それが、真の解決への近道だと思います。大切なのは「子どもを信じ抜く力」です。

その子どもが、自分に、そしてまた家族に、最高の生き方へと進むきっかけを与えてくれるのです。
どんな苦しみがあっても、どんな試練があっても、「わが子よ、生まれてきてくれて、ありがとう」と、心から言えるようになった時、親子は共に、幸福の方向へ進んでいけるのではないでしょうか。