桜梅桃李H28/6【子どもと同じ目線で】

2016.06.13

小学校に入学した息子さんをもつ、お母さんから聞いた話ですが、息子さんが「『太陽』のように『強い人』に、『太陽』のように『やさしい人』になってください。
雨や曇りの日の日は、太陽は見えません。
でも、雲の上で、太陽はいつも輝いています」という話を聞いてきたそうです。
息子さんは、「太陽は雲の上にあるんだよね。
今度、雨の日に飛行機に乗って、確かめに行きたい」と目を輝かせたそうです。

夢を感じさせる話だと思います。
こういう、子どもの心を豊かに育んでいくことが重要です。

しかし、そのために「何をしてあげれば良いのか」「話をするにしても、何を話せばよいのか分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

何も特別なことはないのです。
自分が感じたこと、うれしかったこと、悲しかったこと、驚いたことを、同じ目線で話してあげることです。
そして反応を全身で感じ取ってあげることです。

以前、イギリスのフレッド・ウォーナー元駐日大使が、「私の子どもは、まだ小さいが、私は毎日、夜になると、その日にあったことを、分かろうが分かるまいが、一つひとつ丁寧に話すようにしています」と語っておられました。

とにかく親というのは、こんな話は難しいから分からないだろうとか、自分の物差しで単純に判断してしまうことが多いようです。
しかし、子供の世界というのは、大人の想像以上の広がりを持っているものです。
たとえまだ幼くても、吸収のの度合いは大きく、いくらでも心は豊かになるし、可能性はどこまでも伸びてゆきます。

むしろ問われるのは、大人のかかわりのほうです。
一個の人格として認め、接することです。お子さんの話を聞く場合も同じです。

お子さんが新しいものに触れた時、その驚きや反応に対して、親が一緒に感動してあげられるか。
それとも無関心に聞き流してしまうかで、その後の人生の幅が違ってくるのです。