桜梅桃李H28/12【父親は、信念を伝える】

2016.12.06

学校生活というのは、大人が思う以上に、子どもの心の中で大きな比重を占めています。
居心地が悪ければ、心に暗い影を落としてしまうことになります。

とくに「転校」というのは、子どもにとって大きな環境の変化です。
友だちも変われば、勉強も遊びも変わってしまいます。
そのために、楽しいはずの学校がつらくなってしまえば、子どもの心が揺れ動いてしまうのは当然です。
そんな時、家庭が、学校の先生が、そして周囲の友だちが、どうつつんであげられるのか。
それで、状況は大きく変わってくるのです。

また、父親は母親と比べて、子どもに接する時間が短いのですが、父親が真剣にしてくれたことは、子どもの心に必ず残っていくものです。
時間の長短ではありません。
思いの深さです。
子どもが求めている時、ここぞという時に、しっかりと応えてあげられるかが大切なのです。

子どもも、「ちゃんと、分かってくれているんだな」と安心できます。
それが、こどもの健やかな成長にとって、重要なことなのです。

生一本で寡黙な父親は、子どもへの思いを口には出さないものです。
それでも、子どもの成長を願う気持ちが、伝わっていくものです。

父親の役割は、子どもの人格の骨格を、築いていくことです。
普段気付かないことも多いかもしれませんが、単なる言葉だけでなく、生き方で信念を伝えるのが父親なのです。